荒井金属株式会社
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技術紹介

マシニング加工・旋盤加工

同時5軸・横軸・複合機などの
精密加工機による高精度部品・複雑形状の精密切削加工。
材質を問わず量産向け加工ができます。
医療機器・空圧機器・半導体・ケミカルポンプ・光学標準品などの部品製作。
ダイカスト形状の製品を無垢の素材から完全削り出しで
製作も可能。
今後は自動ローダーによる24時間生産体制を整えてまいります。

加工事例

加工事例

材質 A5052P t20
用途 医療機器
マシニング加工
治具を使用し一工程で加工

加工事例

材質 SUS304 t16
用途 医療機器
マシニング加工

加工事例

材質 SUS303 φ20
用途 医療機器
旋盤加工+マシニング加工
3パーツを封着
変形を抑えたスリット加工

加工事例

材質 A5056B φ20
用途 医療機器
旋盤加工

加工事例

材質 A5056B φ7
用途 医療機器
旋盤加工

加工事例

材質 SUS304
用途 医療機器
旋盤加工
中心部φ4 L=52.5貫通

加工事例

材質 SUS304
用途 医療機器
旋盤加工+マシニング加工

マシニング加工とは?

マシニング加工とは、マシニングセンタを使用し、材料を切削する機械加工です。
JISでは、マシニングセンタ(Machining Center)について「主として回転工具を使用し、フライス削り、中ぐり、穴あけ及びねじ立てを含む複数の切削加工ができ、加工プログラムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械」と定義しています。

マシニング加工とは?

立形マシニングセンタ

切削工具を取り付ける回転軸(主軸)が垂直方向に付いており、加工物を上から切削加工するマシニングセンタです。
回転軸がX軸(縦)、Y軸(横)、Z軸(高さ)に動き、加工の様子を上から見ながら加工できます。
コンパクトな造りになっており、横形と比べると設置面積を小さく抑えられるので、導入しやすく最も普及されているマシニングセンタです。
しかし、切り屑を排出しづらいため、チッピングによる刃物の摩耗が発生したりすることから、大量生産には向かず、多品種少量生産に向いています。

横形マシニングセンタ

切削工具を取り付ける回転軸(主軸)が地面に対して水平方向に付いているマシニングセンタです。
立形と同じくX軸(縦)、Y軸(横)、Z軸(高さ)に動きますが、加工物を横から削るため、切り屑の排出性に優れています。
また、自動で部品の搬送作業を行うパレットチェンジャーを設置できるため、長時間の連続稼働が可能となり、量産に向いています。

門形マシニングセンタ

正面から見たときに、機械が門の形をしているマシニングセンタです。
材料を置くテーブルが広く長く、主に重量物や大型の製品を加工する際に用いられます。

5軸マシニングセンタ

直線軸であるX軸、Y軸、Z軸に加えて、2方向の回転軸を有するマシニングセンタです。
3軸だけでは、作業員が加工物を手動で回転させる必要がありますが、5軸では材料の設置作業が1度で済むため、付け替えによる精度のバラつきを防ぎます。
複雑な形状の加工が可能になります。
代表的な製品例として、翼形状のインペラなどが挙げられます。
製品正面から見て加工面が隠れてしまう形状の製品に用いられます。

※割出5軸加工とは
5軸加工の中で回転軸・傾斜軸を任意の角度で固定し、その他3軸で加工を行うことを「割出5軸加工」と言います。
ワンチャッキングであらゆる方向から加工が行えるため、段取り替えの工数を削減でき、時間短縮・コスト削減にも貢献致します。

旋盤加工とは?

回転させた材料を掴み工具の刃を当て加工を行う事を旋盤加工といいます。
対象となる素材は鉄、ステンレス、アルミ、真鍮、銅、木材、樹脂など多岐にわたり、様々な部品の加工に使われています。
材料を回転させて加工を行う為、円形の材料が旋盤加工に向いており代表的な部品にはフランジ、継手などが挙げられます。
また、掴み治具を作り異形材の切削にも対応ができます。

※工具に切粉が絡まない様に注意が必要

旋盤加工とは?

外径加工

回転する材料に工具をあて、材料の外側を切削していきます。
表面を滑らかにする仕上げや、径の大きな材料をおおまかな形に合わせる際によく使われる加工方法です。

テーパ加工

テーパとは、線径や幅、厚みが先端に向かうにつれ角度をつけて先細りになる形状のことです。
テーパ加工もそれと同様に、先端が徐々に細くなる様に切削し円錐形状のものを作る際に用いられます。

穴あけ加工

材料を回転させ、軸側からドリルを当てて穴をあけます。
切削時にくずが穴にたまりやすいためこまめに排出しながら加工します。

内径加工

一般的に穴あけ加工をした後の穴に工具を当てて、穴を広げるような形で切削します。
また、切削で滑らかな面相度を出すこともできます。
外径加工のように、加工部分が外側から見えないため若干難易度が上がる加工方法です。
一方で中を削るために長さのある工具を使用するので、たわみや振動が生じて精度が悪化してしまうこともあります。

溝加工

外径加工と同じように外側から工具を当てますが溝を作ります。
工具の特性上材料に対して水平方向には動かせないため注意が必要です。
溝加工の発展で、突切り加工というものもあります。
溝加工は溝を掘るだけですが、突切りはそのまま材料を切る加工方法です。

上記は一例です。
荒井金属は
幅広い技術に
対応しております。